An Ordinary Life

Photography, Shonan, Nature, and Others

写真との日々

 

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ソニーNEX-5Rで写真をはじめて約6年、本格的にハマったのはここ3年くらいでしょうか。でも一向に写真への情熱が治まる気配はありません。なぜなんだろう。

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なぜ写真を撮るのか?

たまに自分に問いかけてみるのですが、はっきりとした答えはありません。

自分に正直に要素を棚上げしてみます。

1.凝り性な自分にとって、短期的にPDCAサイクルの回る写真の特徴がハマった。
2.機材、撮影、現像など調べものをするのが楽しい。奥が深いので終わりがない。
3.基本一人で、作品作りまで完結する。
4.自然・アウトドア好きな性格と相性が良い。
5.ネットにアップすることでレスポンスが得られる。繋がりができる。
6.承認欲求・共感欲求
7.創作欲

全部外せない要素ですが、6は特に無視できないファクターですよね。自分を認めてもらいたいというのは誰しもが持つ自然な感情だと思います。

ただ、そのことを認めた上で思うのは、おそらくは承認欲求の前に創作欲があるんじゃないかということ。なぜだか分からないけど撮りたい。その結果として、見てもらいたいという気持ちがある。「創作欲」が写真を撮る本質的な原動力なのかなあと思います。


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創作欲ってなんだ

こどものころ絵を描くのが好きでした。特に人に見せるでもなく、教科書やノートの片隅、広告の裏なんかに絵をかいていました。
こころのなかにある好きなもの、カッコイイもの、美しいと感じるものを、自分の手でカタチにするのが楽しかったのだと思う。

翻って今。自分の中にある感性。それとは独立した外界の美しいモノ・瞬間・物語。その二つが共振した時にシャッターをきる。カタチになる。
思ったようにカタチになる時もあるし、ならない時もある。時にはレンズ・カメラが予想外の彩りを添えて、自分が想定した以上のカタチになることもある。
カタチをコントロールできるように技術・感性を磨く。
自分が感じた美しい世界を表現するために、そして自分の想像を超えた世界のカタチに出会うために、レンズ・カメラを手に入れる。

このプロセスがたまらなく楽しい。そして、良いものが撮れたらみてもらいたい。

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私にとっての写真とは

家族写真の一部を除き、私にとっての写真は「記録」ではない気がしています。

好みとしてリアルからかけ離れたレタッチはしないけれど、記録というより内面的なものの表現なのかな。色で言えば現実色より記憶色。自分の中で美しいと感じた、瞬間、光、色。そんなものを表現したい。

何を美しいと感じるか。おそらくこれまでの人生で蓄積された感性に依ると思いますが、これからも写真を撮ることで、皆さんが撮った写真をみることで、年をとることで変遷していくのだろうなと思います。

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あくせく写真を撮りたくない

最近ソール・ライターの映画を見たからというわけではないれど、あくせく写真を撮りたくはないなあと思います。ロケハンして構図を決めて、天気・光のタイミングを待って撮る。そんなスタイルに興味がないわけではないけれど、今はそんな心境じゃないかな。

のんびり散歩して、その時出会った美しい瞬間を撮る。それが今の自分には合ってる気がします。

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今日は雪の予報だったので、わくわくしながら鎌倉に出かけました。

北鎌倉から鎌倉までぶらぶら歩いたのですが、結局雪は降らず、ただのくそ寒い曇天でした。でも、キレイな梅や蝋梅に出会えたり、美味しいお昼を食べることができたり、よい気分転換になりました。

帰宅したら急に雪が降りだしてきたので、少し悔しい思いをしました(笑)。でも自宅の2階から1カット、腰越漁港まで出かけて1カット雪景色が撮れたので、まあ良しとします。