関東が梅雨入りして最初の週末。雨に濡れた苔を撮りに、鎌倉の一条恵観山荘と杉本寺に出かけてきました。一条恵観山荘を訪れるのは今回がはじめて。苔が美しいとは聞いていましたが... 最の高な場所でした!
というわけで、杉本寺は後回しにして本エントリーでは一条恵観山荘の写真をご紹介します。
一条恵観山荘は、もともとは京都西賀茂に建っていた一条恵観の山荘。恵観は後陽成天皇の第九皇子で江戸初期の人物。この山荘では当時茶会などが催されていたそうです。昭和39年に鎌倉に移築されました。詳しくは施設のホームページをご覧ください。
国指定重要文化財 一条恵観山荘 京都から鎌倉へ移築されし名邸
一条恵観山荘は竹寺として有名な報国寺のすぐ東側、滑川沿いにあります。この辺りは浄妙寺や杉本寺などもあり、これまで頻繁に訪れていたところ。なぜこれまで一条恵観山荘に足を運ばなかったのか、自分でも不思議です。
この日は曇りでたまに陽が差す天気でしたが、前日が雨だったので植物はしっとりと雨に濡れ、良い雰囲気。
山荘は滑川に隣り合っており、どことなく涼しげな空気が吹き抜けています。
庭園はよく整備されておりとても美しいです。
ところどころに紫陽花が植えられており目を楽しませてくれます。
そして苔!
滑川沿いで湿潤であることもよい条件なのでしょうか。とても活き活きとした苔を見ることが出ました。苔の観察に来ている方も居たようです。
庭園内には「かふぇ揚梅亭」という喫茶店があり休憩することができます。
ちょうどお昼時だったからかお客さんはあまり居らず、すぐに入ることができました。
「醍醐のケーキ」(チーズケーキ)を注文。これが絶品。ぜひ食べて欲しい!
息子も「大人になったら家族を連れて食べにくる」とか言ってました。ようするに美味しかったようです(笑)
お茶室の中には明月院のような丸窓も。
山荘内の散策路沿いには小川が流れており、小川沿いにもたくさんの苔を見ることができました。
この季節は雨に濡れた苔に加えて紫陽花も楽しめる、一条恵観山荘のベストシーズンかもしれません。でももみじの木が沢山あったので、紅葉の季節もたぶん素敵。
以上、 一条恵観山荘は最高だよというお話でした。周囲には報国寺や、苔の階段で有名な杉本寺もありますので、セットでいかがでしょうか。
↓ 続きです。
こちらもどうぞ