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川崎市立日本民家園に行ってきた

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金曜日の午後、仕事の予定がぽっかりと空いたので半休を取りました。写真を撮りに行くチャンス!・・と思ったはいいものの、猛暑の中、街や海岸などを歩く気がしません...。どこか室内でのんびり写真が撮れる場所はないかな、と考えた結果、室内→古民家→google検索、という流れで川崎市立日本民家園が浮上してきました。というわけで、私の住む藤沢市からは少し遠いですが、川崎まで遠征してきました。


川崎市立日本民家園は、古民家の保存を目的として昭和42年に開園した野外博物館。藤子・F・不二雄ミュージアムのある生田緑地内にあります。

www.nihonminkaen.jp


生田緑地そのものも非常に楽しそうな場所でそそられたのですが、こちらはもう少し涼しい時期に家族と一緒に来ることにしましょう。ちなみに生田緑地で検索していたら、OKP (id:OKP)さんの古い記事が。とても参考になりました。

moognyk.hateblo.jp


川崎市立日本民家園には日本各地の代表的な古民家が25件も保存されています。なんとこの25件全てが、国・県・市から文化財指定を受けているのだそうです。

こちらが園内マップになります。
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日本民家園パンフレットより。詳細はこちらから
www.nihonminkaen.jp


私は車を西口駐車場に停めたので、西門から正門に向けて順路を逆に辿りました。ちなみにこの日現地に到着したのは15:00。閉園時間は17:00ということでしたので時間はたっぷりあるなと思っていたのですが、甘かったです...。思った以上に園内は広大で、あと1時間くらいは時間が欲しいところでした。

それではいくつかの民家をかいつまんでご紹介します。きちんと記録していなかったので情報に誤りがあるかもしれせんがその点はご容赦ください。


旧船越の舞台(三重県志摩市
日本民家園の西門は伝統工芸館になります(こちらで入場料¥500を支払います)。伝統工芸館の裏から民家園に入ると、まずあるのが三重県志摩市の漁村にあったという船越の舞台。
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歌舞伎に必要な舞台装置をほぼ備えていて、実際に歌舞伎を上演することもあるようです。裏から奈落を見学することができます。
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旧岩崎家住宅(神奈川県愛甲郡)
船越の舞台から山を下っていくと、旧岩崎家住宅が見えてきます。
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こちらは神奈川県愛甲郡の農家。名主も務めた農家とのことなので、当時としては立派な家になるのでしょうね。中に入ると、期待していた古民家らしい雰囲気を味わうことができました。
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旧伊藤家住宅(神奈川県川崎市
日本民家園誕生のきっかけとなった川崎市麻生区の農家だそうです。土間に釜戸・味噌部屋などがあり、一段上がると広間・座敷・寝室などがあります。
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こちらは屋外の便所。冬は寒そう!
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旧北村家住宅(神奈川県秦野市
神奈川県秦野市の民家。名主の分家だそうです。比較的開放的な造りになっています。
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旧菅原家住宅(山形県鶴岡市
出羽三山に抱かれた豪雪地帯の民家。やはり防寒のためか屋根の藁の厚みが半端ないですね。上部に開口部を設けた「ハッポウ造」と呼ばれる構造なんだそうです。積雪時にはこの開口部から出入りをすることもあったそうな。
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旧広瀬家住宅(山梨県甲州市
甲府盆地の民家。風の強い山間部の斜面に建っていたため軒が低いんだそうです。藁ぶき屋根の北側にはコケがびっしり!これはわざとそうしているんだろうか?
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沖永良部の高倉(鹿児島県大島郡)
沖縄、奄美などのほか、飛騨白川や秩父などでもみられる高倉。最初はただの休憩所かなと思ったのですが、屋根裏が農作物などの貯蔵庫になっているのだそうです。倉の下は作業所・子どもの遊び場などとしても使われていたとのこと。
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にゃんこ
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旧山田家住宅(富山県南砺市
岐阜県境に近い戸数5、6戸の秘境で、ダム工事で湖底に沈んだ集落に建てられていた民家だそうです。古い合掌造。屋根が立派だ。
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旧佐々木家住宅(長野県南佐久郡
八ヶ岳の東、千曲川沿いの佐久の名主の農家だそうです。降雪量が少ない土地だからか、一見シンプルな感じの建築ですね。
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米俵が置いてある辺りが名主の家っぽい。中二階は寺子屋としても使われていたそうです。
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旧三澤家住宅(長野県伊那市
中山道から分かれる伊奈街道の宿駅、伊那部宿にあった農家だそうです。比較的最近(江戸時代中期)の建物なので、現代的な感じ。瓦屋根ですしね。
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旧井岡家住宅(奈良県奈良市
奈良の柳生街道に面した商家で、油屋を営んでいたそうです。
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いかにも商人の家という感じ。
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旧原家住宅(神奈川県川崎市
大正2年竣工の建物だそうです。戦後は一時料亭としても使われていたとのこと。この建物は座敷に上がることもできました。ここまでくると、今でも田舎に残っていそうな雰囲気がありますね。
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ガラス窓が新鮮!
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以上、25件の古民家のうち12件だけですが、簡単に紹介してみました。

涼しく写真を撮りたいな、と画策してこちらにやってきたのですが、結局かなり歩いて汗だくでした。それでも古民家だけあって室内に入ると空気の通りが良く涼しいので、川崎市立日本民家園、炎天下の撮り歩きスポットとしては十分アリだと思います!室内にはよい光もところどころありますので、写真が好きな人は楽しめると思います。ただ、横浜の西洋館などに比べると全体的な光量はとても少ないです。ISOもかなり上がりますので、高感度に強いカメラの方が撮影には向いているかもしれません。

またはじめにも書きましたが、園内はかなり広いです。じっくりとすべての民家を周るには、時間を十分に取っておく必要があります。今回は、後半閉園時間が迫っていて焦っていたこと、暑くて判断力が鈍っていたことなどから、撮影に関して反省点がいろいろありました(室内でブレてしまう、民家の外観撮影で絞り込みが足りないなど)。また季節の良い時期にリベンジしたいです。

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