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FE70-300mm F4.5-5.6G OSS / マイベストショット(2016/11 - 2018/03)

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かなり間が空いてしまいましたが、レンズ別ベストショット企画、第五弾はFE70-300mm F4.5-5.6G OSS (SEL70300G) です。

ソニー FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS※Eマウント用レンズ(フルサイズ対応) SEL70300G


本レンズは、それまで使用していたE 55-210mm F4.5-6.3 OSS (SEL55210)と置き換えるかたちで購入しました。SEL55210はNEX-5Rのレンズキットとして入手した望遠ズームです。キットレンズとはいえ悪くないレンズで、ハマるとなかなかの描写を見せてくれます。(例えばコレ↓)
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SEL55210/α6000

だからこそ、Gレンズの望遠ズームには並々ならぬ興味がありました。キットレンズでコレならGレンズはいったいどんな描写を見せてくれるのか?

当時、私が興味のあった望遠GレンズはSEL70200Gでした。しかし、F4通しという魅力はあるものの、元バードウォッチャーの私としてはやや望遠域が足りないことが不満でした。そこにきてSEL70300Gが発売され(2016年4月)、しかもなかなかの評判ではありませんか。私の心は揺らぎました。ただ、SEL70300Gはかなり高価ですし、重量も854gとそれなりの重さです。コンパクトさを求めてAPS-Cミラーレスを使用していた私としては、すぐには踏ん切りがつきませんでした。しかしながら、フォトヨドバシに中西敏貴さんの素晴らしい作例が掲載されたことが決め手になり、2016年11月、購入に踏み切りました。思えばこの時になにか一線を超えてしまった気がします。この後の私は、タガが外れたかのように、SIGMA 30/1.4、NOKTON 40/1.2 、α7s、FE85/1.8、、、と沼にハマっていくのでした...。

さて、SEL70300Gです。使用してみると期待に違わない写りを見せてくれました。SEL55210とは明らかに切れ味が違います。ピントピークの立ち方が良く、ボケがキレイで、海岸などで人物などを撮ると圧縮効果も相まって被写体を強調することができます。また細かい木の枝とか葉っぱのような繊細な被写体の描写に優れているように感じます。最短撮影距離が比較的短く(0.9m)テレマクロ的な使い方ができることもあり、ネイチャースナップに重宝します。ネガティブポイントとしては、玉ボケの内部がざわざわするのが人によっては気になるかもしれません。望遠端の周辺解像についてかなり厳しい評価をしているサイトもあるようですが、私はAPS-Cのα6000/6500で使うことが多いからか、あまり気になったことはないですね。そもそも望遠端で端っこに被写体を置くこともなかなかないですし。街歩きに持ち出すことはあまりしませんが、海や山に行くときは鞄に念のため放り込んでおくと、とても重宝するレンズです。



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2016/11 155mm, α6000: 高台から望む七里ガ浜@神奈川県鎌倉市

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2016/11 150mm, α6000: 江ノ電国道134号線・海を俯瞰する。@神奈川県鎌倉市

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2016/11 259mm, α6000: 距離を置いてネコを撮影できるのは便利。@神奈川県鎌倉市

Kawasemi-1
2016/12 300mm, α6000: APS-Cなら換算450mm。カワセミも狙えます。@神奈川県藤沢市

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2016/12 267mm, α6000: 逆光に輝く水しぶきをしっかり捉えてくれました。@神奈川県藤沢市

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2016/12 70mm, α6000: 早朝の建長寺。@神奈川県鎌倉市

Tree sap
2016/12 300mm, α6000: 宝石のように輝く樹液をマクロ的に撮ってみた。@山梨県北杜市

Winter air
2017/01 300mm, α6000: コゲラ山梨県北杜市

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2017/02 300mm, α6000: シロハラ@神奈川県藤沢市

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2017/02 300mm, α6000: 河津桜。望遠端(300mm)ですが問題なくシャープです。前ボケもキレイ。@神奈川県藤沢市 


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2018/02 265mm, α6000: トビ@神奈川県真鶴町。AFは静かで速いです。AF-Cで問題なく追従。

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2017/04 242mm, α6000: 街中でもあれば重宝します。@神奈川県鎌倉市

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2017/04 300mm, α6000: 海岸ではとても使い勝手のよい一本。@神奈川県藤沢市

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2017/05 270mm, α6000: ネイチャースナップに便利。@山梨県北杜市

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2017/06 150mm, α6000: ワイド端(70mm)です。繊細な描写。@神奈川県鎌倉市

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2017/07 179mm, α6000: 鵠沼海岸夕景。@神奈川県藤沢市

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2017/07 113mm, α6500: 江ノ島からの夕景。@神奈川県藤沢市

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2017/08 150mm, α6500: 雨粒のついた稲。私は気になりませんが玉ボケ内部に模様が出ています。@山梨県北杜市

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2017/11 300mm, α6500: 早朝の鵠沼海岸。@神奈川県藤沢市


Serene time
207/11 275mm, α6000: カルガモ@神奈川県藤沢市

Sunset_8
2018/01 275mm, α6000: 夕方の斜光に輝く木々。@山梨県北杜市

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2018/01 300mm, α6000: 凍結した本谷川。望遠端でテレマクロ的に。@山梨県北杜市

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2018/02 300mm, α6500: メジロ@神奈川県藤沢市

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2018/03 300mm, α6000: 鵠沼海岸。@神奈川県藤沢市

Horsetail
2018/03 110mm, α6500: ツクシ。@埼玉県さいたま市


以上、SEL70300Gのベストショットをご紹介しました。

本レンズはOSS(レンズ内手ブレ補正機能)付きなので、α6500(ボディ内手振れ補正機能付)を購入した今でも、より軽量なα6000(手振れ補正なし)と組み合わせて使用することが多いです。

現在Eマウント純正で300mm以上のレンズは、本レンズの他にはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSしか選択肢がない状況です。ただし30万円越え1.4kg。もうすぐFE 400mmn F2.8 GM OSSが発売されるとの噂もありますが、お値段・重量は推して知るべしですね。

このような状況もあり、安定したパフォーマンスを発揮してくれるSEL70300Gは、個人的に替えの効かない一本です。

 


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