三連休最終日。台風一過の青空の下、東伊豆・伊東の街と海岸を歩いてきた。
伊豆半島ブラ歩きシリーズ、第三弾。
鉄オタ?の息子の夢をかなえるため、わざわざ逆方向の横浜まで行き、奮発してスーパービュー踊り子に乗車。
開放的な車内。
連休最終日で、台風明けということも影響したのだろうか、座席はガラガラだった。
伊東駅。
さすが有名観光地の駅だけあって、これまでに訪れたことのある真鶴・網代・伊豆多賀駅と比べると立派な駅舎。
ここからは、伊東観光協会(link)の「海辺とまちなみコース」に準じて歩く。
商店街には、ところどころに「お湯かけ七福神」と呼ばれるお手湯が。
後で知ったのだが、祀られている石像にお湯をかけて願い事すると願いが叶うらしい。
ちょっと路地に入ってみた。
見えないけど向こうに海があることが感じられる、海辺の街のこの雰囲気っていいですよね。
伊東の市街中央を流れる松川に出た。
左手に見えるのは昭和初期に建築された温泉旅館「東海館」。
東海館は、昭和初期の温泉情緒をいまだに残す、木造三階建て温泉旅館群の一つ。
伊東市の指定文化財で、テルマエ・ロマエにも登場したらしい。
昼食はもちろん漁港メシ。伊東漁協直営の漁師めしや・波魚波(はとば)で。
なにやら気合の入った掟があるらしい。
「地魚のふわふわフライ定食」「刺身定食」を注文。フライは本当にふわふわでメチャうまだった。でもフライ4切れは食べきれない、、。
昼食後は、"汐吹岩"なる名勝を目指して、左手に初島や手石島などを見ながら国道135号線バイパスの歩道をひたすら歩く。この日は台風一過で気温が30℃近くあったため、息子たちはヒイヒイ言っていた。
汐吹公園に着いた。
公園入り口から汐吹岩への遊歩道を降りていく。
ちょうど満潮に近い時間で、さらに台風のうねりが残っていたため、先端のベストポジションに行くのは若干デンジャラスだった。
これが伊東八景のひとつ、汐吹海岸の汐吹岩。
勢いよく吹き上がる波しぶき。大迫力!
洞穴のなかの空気が波によって圧縮され、その圧力によって波が噴き出すらしい。毎回見られるものでもないらしく、この日のこの時間は偶然にもとても条件が良かったようだ。
汐吹岩を堪能した後は、汐吹公園入り口から登山道を5分ほど登った場所にある「扇山展望台」へ。展望デッキからは、青い空と海の大パノラマを堪能できる。
富士山
手石島(手前)と初島(奥)。
伊豆大島もかなり近くに見えた。
伊東漁港まで戻ってきた。ここまでで歩いたのは7㎞くらい。
冬なら大したことのない距離だが、なにせこの日は暑かった、、。炎天下コンクリートの上を歩き続けるのは、下の息子には少し酷だったかもしれない。いざとなればバスもあるかなと思っていたのだが、漁港より先にはバスは通っていなかった。次からはもう少し下調べしなくては、、。
「海辺とまちなみコース」によれば、ここから伊東駅までにも見どころがあるようだったが、子供の体力を考えてあきらめ、漁港近くの新井バス停から伊東駅までバスで戻った。
おわりに
伊東ブラ歩き、楽しかった。
海・漁港だけでなく、駅前の商店街や歴史のある町並みも楽しめるのが伊東のよいところだと思う。でも、もう少しさびれた感じの街の方がどちらかというと好きかな。