An Ordinary Life

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お勧めしたいコミックとりあえず16選

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最近は写真にお熱なわけですが、本を読むのも好きです。活字もコミックも同じくらい読みます。というわけで今回は私のリコメンド本を紹介してみようと思います。活字とコミック、どちらをお勧めされたいですか?分かりましたコミックですね。

というわけで、私が全力でお勧めするコミック16選です。マイナーなものもありますが、もし興味があれば是非読んでいただきたい。


宇宙兄弟

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

 

みなさんご存知、宇宙兄弟です。 
ストーリーはもちろん面白いのですが、名ゼリフの数々もみどころですよね。なんつーかR&Dの現場の気持ちをよく表現してくれてるんですよね。「やってきた仕事が白紙になるなんてことは宇宙開発やってりゃ日常茶飯事だ」ってエディの言葉、実際数年やった仕事が白紙になった時に読んで、心に響きましたよ...。

 


惡の華

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

この作者さんの作品はたいてい読んでるんですが、この作品が一番好きかな。文学的な傾向の強い作品ですよね。前半どろどろの内容なこともあり後半の展開が堪らない。この作者さん、統合失調症がテーマのひとつなのかな?「血の轍」っていう作品もなのですが、登場人物の描写がちょっと患者さんのそれなんですよね。

 


コーヒーもう一杯 

これは雰囲気モノですね。薄暗い喫茶店でコーヒーでも飲みながら読む本。興味なければ無理して読む必要なし。 

 

BLUE GIANT

BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)

BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)

 

」っていう映画にもなった山岳マンガを書いた作者さんの作品ですが、「岳」は知っていてもこちらは知らないという方もいるのでは?ジャズを愛する若者の成長物語ですが、まるで音が聞こえてくるかのような演奏表現がスゴイ。現在は「BLUE GIANT SUPREME」として海外編が連載中。今後の展開が見逃せない。 

 

氷壁の達人

氷壁の達人 1

氷壁の達人 1

 

サブタイトルが「山岳同志会・小西政継の軌跡」。私、一時山岳関連書籍をかなり読み漁ったのですが、戦後日本の山岳会の歴史ってすごく面白いんですよね。このマンガでその一端を垣間見ることができます。もし興味を持ったら小西政継の著書(ジャヌー北壁とか)や、戦後登山史関連の書籍も是非読んでみてほしいです。

 

 

岳人列伝

氷壁の達人つながりで思い出しました。山岳マンガって荒唐無稽なものも多いのですが、この作品はかなりまともなのではないでしょうか?(クライマーではないので分かりませんけど)村上もとかは「六三四の剣」(若い人は知らないかな?)とか「JIN―仁― 」とかを書いた作家さん。
 

 

とめはねっ!

有名な作品なので紹介することもないかなとも思いましたが、舞台が地元藤沢なことと、あと全く自分が興味のなかった書の世界の面白さを垣間見せてくれたことに敬意を評して。

 


さくらの唄

さくらの唄 1 (ヤングマガジンコミックス)

さくらの唄 1 (ヤングマガジンコミックス)

 

青少年にはおすすめできません(ってか3巻は成人指定だし...)。でも面白い。私、こういうぐちゃぐちゃドロドロの展開から、最後雲が晴れたかのようなエンディングに着地する作品が好きなのです。ちなみに「キラキラ! 」もおすすめ。あ、安達哲は「お天気お姉さん」書いた人です。

 

 

藤子・F・不二雄SF短編集

ご存知の方も多いと思いますが、ドラえもん藤子・F・不二雄先生は、SF短編もかなり書いています。それがどれも名作揃い。誰もが一度は考えたような疑問・違和感、世の中の矛盾なんかを鋭く風刺しています。「カンビュセスの籤」「ミノタウロスの皿」などホント名作。もし読んだことのない方は是非読んでください。 藤子・F・不二雄先生は「ドラえもん」「オバQ」とかだけでなく、こんな大人向けの作品も書いていたのかと驚くこと間違いなし。

 

 

地球最後の日

地球最後の日 (アクションコミックス)

地球最後の日 (アクションコミックス)

 

西岸良平はご存知ですよね?「三丁目の夕日」とか「鎌倉ものがたり 」とか書いてる作家さんです。この方も、SF短編をいろいろ書いています。例えば、「ヒッパルコスの海」「タイム・スクーター」「魔術師」「ミステリアン」などなど...。どれも面白いのですが、まずは「地球最後の日」あたりからいかがでしょうか。



沈黙の艦隊

沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)

沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)

 

かわぐちかいじ作品はほぼすべて読んでいて、ホント外れのない作家さんなのですが、どれか一つ作品を挙げろと言われたら、沈黙の艦隊を挙げないわけにはいかないです(本当はもうちっとマニアックな作品を挙げたいところですが)。日本人なら一度は読んでおくべき作品。え?まだ読んでない?読みましょう。 

 

 

初恋スキャンダル

初恋スキャンダル 1 (少年ビッグコミックス)

初恋スキャンダル 1 (少年ビッグコミックス)

 

タイトルで引いたあなた。まあ読んでみましょう。タイトルと中身のギャップが激しい作品といえば、「初恋スキャンダル」と「 翔んだカップル」あたりが代表的なところでしょうか。尾瀬あきら、好きなんですよねー。あ、ここは「夏子の酒」か「オンサイト!」を推すべきだったか。

 

大市民

大市民 1

大市民 1

 

翔んだカップル」で思い出しました、柳沢きみお。この人の代表作といえば「翔んだカップル」以外には「特命係長只野仁」とか「青き炎」とかでしょうか?でも当たり外れありますがマイナーな作品にも面白いのが多いです。「妻をめとらば」とか、「原宿物語」とか...。そのなかでもバカバカしくて面白いのが「大市民」。作者ががくだらないコダワリをただただ語るだけのマンガです。まあ読んでみてください。

 

 

海街diary

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

 

皆様ご存知、海街diary。湘南が舞台の物語ですが、作品中に出てくるシーンの構図がいいんですよね。1巻のカバー絵とか良くないですか?(同じ構図を撮ってみたけど、あの位置に人が居ないとイマイチだった)絵って写真と違って自由だよなーって思います。

 

 

はじめアルゴリズム 

はじめアルゴリズム(1) (モーニングコミックス)

はじめアルゴリズム(1) (モーニングコミックス)

 

ひとことでいうと、数学の天才少年・関口ハジメの成長物語。ハジメが徐々に世界の様々なものが数学で表現できることに気付き始めるところが好き。このマンガ読んでると数学を勉強したくなるんだよねー。サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」「宇宙創成」あたりを読んだ時にもこんな気持ちになったけど、マンガでそんな読後感があったのははじめて。あ、ついでだから紹介するけど、「哲学的な何か、あと科学とか」「哲学的な何か、あと数学とか」も、読みやすくて物理・数学・哲学あたり勉強したくなるよ。


ブルーピリオド

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 

ツイッターで誰かが「フォトグラファーは読むべき」ってつぶやいてて、読んでみたらホントにそうだった。 主人公が美術(絵画)の世界にのめり込んでいくストーリーなんだけど、その過程の気付きが、写真撮ってて思う気付きと全く同じなんですよね。まだ連載中。今後の展開も楽しみ。

 


思い出せないだけで、まだまだいろいろ名作はあります。本当は手塚治虫作品なんかも語りたいのですが、これに手を出すとキリがなくなるので今回は割愛しました。また何かいい作品を思い出したら追加したいと思います。