帰省ついでに身延山久遠寺に参拝してきました。
久遠寺は山梨県南巨摩郡身延町にある、日蓮宗の総本山。日蓮聖人が晩年の約9年を過ごした地だそうです。
新東名の新清水ICで高速を降り、国道52号線・通称「身延道」を、富士川を右に見ながら北上していくと、ほどなく身延の街です。
立派な総門(写真は撮りそこないました)をくぐると身延山の門前町。
門前町中町町営有料駐車場に車を停め、いざ歩き始めました。
門前町を抜けると「身延山」の扁額がかかる立派な三門が現れます。
総門・三門を見た時点で、あまり前知識のなかった私でも、このお寺のスケール感はただ事ではないないということに気付きました。
三門をくぐると、本堂へと続く石段「菩提梯(ぼだいてい)」が参拝者を迎えます。石段は287段あり、お題目の「南無妙法蓮華経」になぞらえ、7区画に分かれています。登り切れば涅槃に達する、ということなので、エスケープルートは使わず、一歩一歩登ります。
・・・登ります。。。
一息ついていると、石段の陰にかわいい雑草が生えているのを見つけたのでパシャリ。
菩提梯の終盤に差し掛かると五重塔が見えてきます。
登りきると境内です。
こちらがご本堂。非常に立派な建物で圧倒されます。
天井の竜の墨絵が圧巻なのですが、堂内は撮影禁止。
五重塔も立派です。
一通り参拝し、御朱印を頂いた後は、ロープウェイで身延山山頂の奥之院へ。
身延山山頂は標高1153m。ご本堂のある境内が標高400m程度なので、登りきると空気の様子が一変します。
晴れていれば雄大な景色を望めるそうですが、この日の身延山山頂付近は完全に雲の中。その代わり、幻想的で荘厳な雰囲気を味わえましたので、これもいい思い出。
日蓮聖人像です。房州小湊のご両親を追慕されているとか。
700年ほど前に日蓮聖人が植えたものと伝えられている、お手植杉。こちらの2本を含め、計4本あります。
奥之院思親閣を守護している仁王門。
こちらが思親閣の祖師堂です。日蓮聖人が父母を偲んで建立したと言われています。
思親閣祖師堂は“親を思うお堂”という意味で名付けられたそうです。
奥之院の御朱印をいただいたあと、下りもロープウェイで。
再び菩提梯。ちょっと怖いくらいの傾斜ですが、今度は一歩一歩くだります。
門前町をブラブラして終了。
身延山久遠寺、非常によかったです。 当初、あまりよく分かっていなかったのですが、さすが日蓮宗の総本山。非常のスケールの大きいお寺で感銘を受けました。
霊峰といった佇まいの身延山の雰囲気も相まって、清々しい気持ちになれました。
お近くにお越しのことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
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