An Ordinary Life

Photography, Shonan, Nature, and Others

2016年 印象に残った出来事を振り返る

2013年に本ブログを立ち上げてまる4年。

年々、ブログ更新数は増えていき、、、
 2013年: 14エントリー
 2014年: 48エントリー
 2015年: 68エントリー
 2016年: 103エントリー

2016年は過去最高エントリー数を記録しました。

決して仕事に余裕があるから投稿数が増えたわけではなく、むしろ逆。仕事の厳しさ・忙しさは増す一方。その中で、写真・ブログが心の支えになっていた気がします。

おかげさまで、なんとか何事もなく年の瀬を迎えることができました。そこで、この一年のエントリーを振り返り、個人的に印象に残った出来事をまとめてみたいと思います。


2月:CP+初参加

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CP+の存在を知ったのはいつだったでしょうか。いつかは行ってみたいと以前から考えていました。そして今年、ふと思い立って平日に会社の半休を取って覗いてきました。2012年にNEX-5Rを購入してから4年。徐々にカメラにのめりこんでいき、とうとうCP+に顔を出すようになったか、と思うと感慨もひとしおです(大袈裟ですが)。主に、SonySIGMAのブースを中心に、一通りのブースを回りました。RX1RIIのAFがRX1Rよりもめっちゃ速くなっていて驚愕したのを覚えています。2017年のCP+にも、、、たぶん行っちゃうんだろうな。

 

4月:Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N購入

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はてなブロガーの皆さんの、SEL55F18Z(Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA)、SIGMA 60mm F2.8 DNなどで撮影された、標準~中望遠の素晴らしい作品に心打たれて購入。

本命はSEL55F18Zでしたが予算が足りず。素直にSIGMA 60mm F2.8 DNを購入すれば良かったのですが、ヘソ曲がりなのでマニュアルフォーカスレンズのNOKTON 58mm F1.4 SLII (マウントアダプター経由)を選択しました。

その後あまりレビューしてないですが、これまでの印象をまとめると以下のような感じです。

・花撮りなど、静止物撮りには最高。F1.4も使っていける。
・人物でもハマると素晴らしい絵を叩き出すが、歩留まりが悪い。F1.4はピント面が薄すぎてとても使えない。(ポートレートなら大丈夫かも)
・SEL1670Zを持っている時に、あえてレンズ交換して使うかというとあまり使わない。

なんていうか、いろいろ勉強させてもらったレンズです。結局私は、人物や対象物が浮き上がるような(ピントピークが際立つような)映りをするレンズが欲しかったんですよね。そしてそれは、必ずしもF1.4という開放値によるボケ量だけで決まるものでは無かった気がします(歩留まり問題も含めて)。SEL70300Gの中望遠域なんかでも、F4.5~5.6ではありますが十分いい感じの写真が撮れますし、被写体からある程度距離を取れる分、むしろ撮影の自由度は高い気がします。そんなこともあり、使用頻度はやや下がってしまいました。

でも、今でもこのレンズを地元の散歩などで使うと、新鮮な気持ちになれますね。

 

5月:金沢旅行で財布/機材入りバックパックを紛失する

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GWに金沢旅行を計画したのですが、東京駅に向かう東海道線で、DSC-RX1R、α6000、SEL1670Zを含むレンズ数本、タブレットPC、クレジットカード・現金満載の財布、家族全員分の新幹線チケット等が入ったバックパックを網棚に置き忘れる、という今思い出しても身の毛がよだつ失敗をしてしまいました。

旅行には多大な影響があったものの、結果的にすべての物品が盗難に会うこともなく手元に戻ってきたので、本当に良かった。話すと長くなりますので、詳細に興味がある方はエントリーをご覧ください。

 

6月:シアトル出張でSEL1670Zの素晴らしさを再認識

Seattle-22

Touit 32mm F1.8や DSC-RX1Rの映りが非常に良いので、それまでは単焦点至上主義みたいな気持ちがあったんですよね。SEL1670Zを一段下に見ているというか。

でも当たり前のことですが、ズームレンズにはズームレンズなりの良さがあり、その最たる特徴はやはり撮影機会を逃さないということではないかと思います。特に私はレンズ交換をとても面倒くさがるタチでして、そういった意味でもズームというのはやはり便利なものだなあ、ということをこの旅行で再認識したわけです。

また、APS-Cにおける16-70mmという焦点域の万能さ、それからズームとしては非常に質感の高い映りをするレンズだなあということも、このレンズを使いこむにつれて分かってきました。

というわけで、ソニーAPS-C機をお持ちの方にはSEL1670Zはとてもお勧めできる一本なのではないかと思います。

 

7月:息子と富士山頂へ

Mt. Fuji-30

長男の希望で富士登山にトライ。剣ヶ峰登頂に成功しました。小さい頃は喘息で苦しんだ息子が高山病にならないよう、万全を期して設定したスケジュールでしたが、結局高山病に苦しんだのは私でした。なんとか体調不良を克服して登頂した富士山頂で、逞しくなった息子と握手したのは、一生の思い出です。

この登山でもSEL1670Zが大活躍してくれました。でも、富士山特有の細かい砂のせいで、首からぶら下げたα6000が体と擦れる際に機体が傷だらけになってしまいました。これがきっかけで、OKPさん (id:OKP)のブログで紹介されていて以前から気になっていたb-grip UNO(登山用ザックにカメラを固定するホルダー)を購入しました。その後、何度か登山で使用しており、とても重宝しています。

 

9月:サブブログを立ちあげる

Enoshima, Kanagawa, Japan

当初、厳選した写真を紹介するつもりで立ち上げた当ブログでしたが、徐々に日記的な形態に移行していきました。それにより得るものも多かったのですが、一方で、写真一枚一枚へのこだわりが希薄になってしまうような思いがありました。

そこで、初心を思い出してサブブログ(An Ordinary Moment)を立ち上げました。サブブログでは、一枚の写真から物語が感じられるような、そんな思い入れのある写真をアップしていきたいと思います。メインブログでは紹介していない写真もたまにアップしますので、是非お立ち寄りください。なお、海外の方にも見てもらいたいなと思って、英語メインで構成したのですが、全く海外からのアクセスを誘導できていません。。。

 

11月:ケイスケさんと秋の鎌倉を散策

Kamakura_SasukeInari_05

ケイスケさん (id:keisuke9498)からお誘いをうけて、秋の鎌倉を一緒に散策しました。

ネット繋がりでひととお会いするのは、10数年前にレガシィB4 ML clubというクルマ関連のコミュニティでオフサイトミーティングに参加していた頃以来でしたが、普段からはてなのコメント欄でやり取りしていたこともあり、まるで昔からの知り合いのようにすぐに馴染むことができました(もちろんケイスケさんの気さくな人柄に負うところが大きいのですが)。

普段は話すことのない、Sonyのカメラ談義などもできてとても楽しかった。この時のカメラ談義が、その後のSEL70300G購入の強力な原動力になったのは間違いのない事実です。

↓こちらはケイスケさんのエントリー。


11月:Flickrで初めてExplore入りする

Tanzawa_22_2

最近は私にとってのFlickrの立ち位置が、写真の公開というよりは、ブログで使用する写真の保存場所になっていました。でもなぜか大倉尾根で撮った光芒写真のfaves数が、あれよあれよという間に伸びていき、初めてExplore入りしました(「Explore入りしたからfaves数が激増した」の間違いですね(笑)。この頃はシステムを知らなかった...。後日追記)。たくさんの方からコメントもいただき、ネットは世界に通じているということを改めて認識することができました。

 

11月:SEL70300G (FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)購入

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ソニーストアでSEL70300Gを購入しました。俗にいうレンズ沼というやつでしょうか。各種クーポンを使用して141,950円也。今、冷静に考えるとこのレンズ一本の値段で、α7IIが買えたなあ。

でも、後悔はないです。下調べしまくって、ある程度の確信をもって購入に至りましたが、素晴らしいレンズです。SEL1670Zなどは徐々にその良さに気付いていきましたが、このレンズはすぐに良さがが分かりました。本当にクリアに映ります。Gレンズはこれが初めてなのですが、納得のクオリティです。撮影の幅が劇的に広がりました。レンズ交換が面倒くさいこともあり、最近はこのレンズがα6000に着けっ放しになっています(広角ー標準はRX1Rでカバー)。

今、どうしても妄想してしまうのが、もう一台機体があればSEL1670ZとSEL70300Gで、レンズ交換なしにほとんどの焦点距離をカバーできてしまうなあ、という考えです。ちょうどα6500も発売されたから、α6500との2台体制にして、α6000はSEL1670Z、α6500はSEL70300G専用にしてしまえばなんて便利なんだろう。。。あ、SEL70300Gと組み合わせるのはα7IIでも良いかも。。。なんてね。どんだけレンズ交換を面倒くさがってるんだって話ですが。(ちなみにこの感覚って、バスフィッシングでルアー交換をするのが面倒くさくて、ロッド・リールのセットを複数用意するのと似てません?)

しかし物欲っていうのはキリがないですね。この他にもRaw現像ができる色再現性の高いディスプレイを持ったノートPCなんかも欲しいなと思ってます。旅先(帰省先とか)でRaw現像ができたら便利だなー、なんて。まあ、でもさすがにSEL70300Gを買ったばかりなので、自制できてます。今後、本当に必要なものを見極めて、優先順位をつけて、徐々に手に入れていければよいかなと思います。まずはやはり、CP+2017に行かなきゃかな。今度は丸一日、じっくり時間をかけて回ってみたい。展示されている写真とかを眺めてるだけでも楽しいので。


以上、ざっと今年印象に残った出来事を振り返ってみました。

振り返ってみて改めて気付くのは、2012~2015年にかけて徐々に醸成されてきたカメラ愛が、2016年に一気に花開いてしまったということでしょうか。今年は私生活=カメラというくらい、写真・カメラのことを常に考えていた気がします。

でも写真って本当に楽しくて、そして奥深いですよね。撮っても撮っても飽きないです。自分のイメージしている理想の写真というのは、常に手が届きそうで手が届かないところにあります。2017年はどんな写真が撮れるのか、今から楽しみです。

それでは皆様よいお年を。2017年もよろしくお願いいたします。